短い道
□ふざけた赤ずきんちゃんの話
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さて,森に来た赤ずきん。
早速崖の方へ歩いて行きました。
「わぁ。」
と,飛び込もうとした次の瞬間,後ろから誰かが赤ずきんの体を押さえました。
そこには狩人の姿がありました。
狩人はしっかり赤ずきんを押さえていました。
「赤ずきん……。またなのか……。」
「おじちゃん離して。」
「だめに決まっているだろう!」
「あそこにおばあちゃんがぁ!!」
「いません!!!」
狩人は赤ずきんを何とか元の道に戻し,どこかへ行ってしまいました。
赤ずきんは仕方の無いと言って,道を歩き始めました。
道を歩いている間,狼は一匹も出てきませんでした。
赤ずきんは残念がりながらおばあさんの家の中へ入っていきました。
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