迷い子さがし
□木ノ葉丸
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「へへへ」
『あははー(棒読み』
「……」
ナルトの忍者登録書を見て呆れる三代目と七実。写真は歌舞伎役者のようなメイクをしたナルト
『ナルト、これやりすぎですよ』
「えーそうか?でもさ!でもさ!アートっぽく決まったってーか……」
「ナルトは撮り直し!」
ショックを受けるナルトだった
「それより、お前達額当てはどーした?」
ナルトと七実は額当てではなくゴーグルをはめていた
『明日まではつけないってナルトが言うから僕もそうしたのです(クソジジィ)』
「七実、ちゃんと聞こえておるぞ…ま、ともかく。この忍者登録書は里だけの隠密性の高い…お前にとっても大切な書類じゃぞ……なんじゃこの顔は!」
「だって!俺達、そーゆーのよくわかんねーんだもん!!」
『僕はわかるんだけど』
ナルトと七実が三代目に文句を言っていると、部屋のドアが開いた
「じじィ!!勝負だァコレ!!!」
「!!」
『?』
「(次から次へと…)」
三代目はため息を吐いた。少年が入って来たかと思えば、コケた。コケたと同時に男が入ってきた
「くっそぉおトラップか、コレ!?」
起き上がる木ノ葉丸。第一印象は馬鹿だ
「だ、大丈夫でございますか!?お孫様!!ちなみにどこにもトラップはありません!!」
サングラスをかけなおすエビス
「(な……なんだ?コイツってば?)」
『(さ、さぁ?)』
木ノ葉丸はナルトと七実の方を見た
「そうか!!貴様らが何かしたんだなコレ!!」
『するわけないでしょ、このクソガキ相手に(ニコリ』
「てめェーが一人でこけただけだろーが、コラァ!!!!」
ナルトは木ノ葉丸のマフラーを掴んだ
「コラ!!ナルト!!手を放さないか!その方は三代目火影様のお孫さんだぞ!!」
ナルトと七実はエビスの方を見た後、木ノ葉丸に目を向けた
「なぐれるもんならなぐってみろ!!(火影の孫って分かったとたんコレだもんな。フン…こいつらもしょせんめがね教師やみんなと同じに決まってるんだ…)」
「ンなの知るかボケーー!!」
『関係ありませんからネ』
「いってェェェ!!!」
ナルトと七実は木ノ葉丸の頭を殴った。その行動に驚くエビスと呆れる三代目だった
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