散らせ散らせ、悪の華

□散らせ散らせ、悪の華
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拝啓、親愛なるあの世にいるお父さん、お母さん。


私は元気とはとてもじゃないが言えません。


理由は単純明快。


私はどうやら嫌われているようです。


赤ん坊だから何も言えないからって罵声に暴力振るわれます。


ぶっちゃけ痛いです。


泣くと熱したフライパン当てられます。


私の傷が治りやすい事を利用して肉体的暴力容赦ないです。


赤子なので言葉が向こうは分からないと思って言葉の暴力の分、肉体的暴力振るってきます。


私精神的に大人なので言葉わかりますから。


傷付きますから。


今まで女の子にちやほやされてきた分、ギャップが激しすぎて軽く...いや、かなりのトラウマです。


それになんか知らないけど私、化け狐って呼ばれてます。


「全く、忌々しい...三代目はどうしてこんなのを生かしているのかしら?」


泣くとおっかないのであまり泣かないようにしてます。


「なんで泣かないのかしら、気持ち悪い!」


気持ち悪いって貴方...。


呆れた。


何なんだこの女。


女の子大好きな私でもこの女嫌いだよ。


初めて女性に恐怖心と嫌悪感を覚えたよ。


よく戦国BASARAの夢小説とかBL小説で佐助とかすがちゃんの過去で髪色故に嫌われるってネタが多いけど...。


今なら二人の気持ちがよくわかるぞ。


そして何故だかそれを嬉しいと思う。









世界は違えど共有できる心



(だって私がここにいるって事は、)


(戦国BASARAの世界もあると言うことでしょう?)








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