思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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寧ろ私先生たちのスルースキルの高さに尊敬さえしちゃいますから。

というか今思えばたぶん、みんな私がいじめ的な状況になっているのをあまり知らないんじゃとさえ思えてきました。

事実幼馴染はなんとも言ってこないし。

え、幼馴染達にも見放されちゃったパターン?

私のただの自惚れという事ですか、マジですか。

マジってどっちのマジですか、本気と書いてマジですか、それとも真剣と書いてマジですか。

結局どっちもマジなのでまるで意味無し!

先生の頼みだから断れない。

実は以前戸締まり当番のお手伝いをした時にお菓子を頂きました。

美味しかったです、ぷまい。

あれ、なんか使い方違うかも?

それ以来、お菓子を渡され(こういうのって賄賂って言う...あれこれってもしかして餌付け?)、色々パシリにされてます。

そういえば最近体重が増えてきているような…、いや、そんなはずないはず...!

まさか先生から貰ったお菓子が原因...!?

でも頼まれれば断れないし、だからと言って最も甘いと評判のあるアマックスコーヒーをネットでお取り寄せして飲んでみたが自分で入れるコーヒーの方が甘かったりして、幼馴染みにこれはコーヒーじゃない、コーヒーの匂いのする砂糖水だと言われる程甘いものを常日頃からアルコール依存症の患者の様に摂取しまくっている私がちらつかされた甘い誘惑を断れる筈がない、だって貰わなきゃもったいない。

つまり簡単に言えば私は某殺人ノート漫画の名探偵の如く甘い物が大好きなのだ。

頭は彼に比べればカスなんですがね!!

羽虫程度なんですがね!!

よし、改めて宣言しよう!

私は甘い物が大好きだ!!だから甘い物も私を愛すべきだよね!

時計を見ればあと3分で授業が始まってしまう。

ヤバいヤバいヤバい。

至って真面目で使い勝手のよい便利な生徒と言う名の私の虚像がぁぁあ!!

階段をかけ降りた途中に人がいた。

人を避けようか、それとも私が止まるべきかと悩んだ結果、私の身体は一瞬だけ一時停止した。

その人は体を避け、私に足をかけたのだ。

なんて酷い奴なんだ。

だがこんなこと慣れている。

私は足をひっかけられた後の対処法を去年の秋に攻略しているのだ。

と言っても私は平面の道の攻略であって、階段ではないのだ。

そして問題がもう一つ。

人が階段を上ってきているという事実。

当然転ばぬように大きめに出した一歩は失敗で、一時停止したのは私の身体だけでなく、視界から入る世界もだった。

言い方を変えれば階段を踏み外してしまったのだ。

階段を上ってくる相手に危険を宣告しようにもあまりにも時間が足りなかった。

心臓がビクリと跳ね上がった。





一日一パシリ


(今度からは階段気をつけて走ろう。)

(そもそも階段って走っちゃいけないんだよね。)



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