思い出した、人類は皆平等だった
□思い出した、人類は皆平等だった
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私はついに実質的お友達を手に入れたのだ。
ああ、もう私感動で昇天できます。
死ねとか言わないでください、昇天とか例えですから。
え、?地獄に堕ちろ?なんて酷い!
確かに私地獄に行ったらモテますけどね(死亡フラグ的意味で。地獄に落ちた時にはもう死んでいるか)!
私嫌われ者だから地獄の住人とかに会ったら真っ先に殺されますけどね!
剣城君っていい人ですね!
連絡先交換してくれるし、守ってくれるだとか...うう、恥ずかしい。
剣城君のあの色っぽい挑発的笑みが頭から離れない。
私…多分…、
変態だ。
変態に拍車がかかりましたね、多分。
学校あんまり好きじゃないけどこれなら少しマシになるかもしれない。
まぁ、どっちにしろ私は学校よりイベントいく方が好きなんですけどね!
コスプレとかしている方が好きなんですけどね!
「剣城君剣城君、剣城君の為に私考えましたよ!」
怪訝そうな顔ではぁ?と言われてしまった。
「折角お友達になれたのであだ名かファーストネームで呼び合いましょうよ!」
「あんた仮にも先輩だろ?」
それはつまり先輩と呼ばなくていいのか、という意味。
一応礼儀はなっているらしい、律儀だ、ボンタンとか着てるあたり昭和チックだとか思っていたが、昔の不良みたいに上下社会を理解しているのか凄いな。
最近の若者みんな上下社会とか無視する人多いのに。
「先輩と呼ばれるほど見上げた人間ではないので先輩じゃなくていいです」
私の返答に剣城君は呆れた様な顔をした。
剣城は嫌味や皮肉をこめて言ったつもりなのだからそれが通じなくてそのような顔になってしまうのだが。
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