思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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その意図に泉が気付く事はない。

何処までも鈍い奴だと剣城は思った。

なんだ、その目は。

「それで私も呼び方を考えてみたんだよ。いくら後輩の君であろうと選ぶ権利くらいはある。と言うことで、つるたん、つーたん、つるぎん、剣城っち、つーくん、つっくん、つるぺったん、つるりん、つるっぺ、ツン剣(ツンケン)、ツン剣天然(つんつるてんねん)、スパーダ、ソード、ブラコンって言う選択肢があるんだが、どれがいい?お勧めはツン剣なんだけど。あ、それとも私の黒歴史掘り返してケンジョウ君というのもあるんだけど」

まぁ、後半ちょっとおかしいけどね。

でも気にしないよ。

「お前、最近調子に乗り過ぎてないか?」

おおぅ、なんか怒っていらっしゃる。

原因は間違いなく私だと自負している。

「ごめん、苗字だとお兄さんと被っちゃうよね。分かった、ちゃんと名前の方でも考えるよ。京ちゃん、京たん、きょんしー、京君、京やん、京っぴ、ツンデレ介、さぁ、好きな物を選びたまえ!でもやっぱり個人的には苗字の方で選んで欲しいな」

苗字だと優一さんと被る以前に速水君の名前の方で被ってしまう気がする。

「あんた、ネーミングセンスおかしい」

どうも私の考える呼び方が気にくわないらしく、不機嫌そうだ。

「だってさ、なかなかこうやって戯れるとか無かったからさ。ついテンションが上がってしまったんだよ、荒ぶっちゃったんだよ。言葉のキャッチボールははい分かりましたと、ごめんなさいしか成立ほとんどしてなかったし。こういうの楽しいんだもん。あ、だもんとか私が言うとキモイよね、ゴメン、ツン剣。不快にさせたわ」

「あんたのネーミングセンスにな」

というか呼び方とか考えたけど剣城君私の事あんたとかしか呼んでくれないから意味ないね。






呼び方


(結局ツン剣は却下されて今まで通り剣城君になった。)

(うーん、いいと思ったんだけどな…。)



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