思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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「あれ、織武さんって京介と付き合ってるの?」

つつつ付き合っているですと…!?

カァ〜っと顔が熱くなる。

「えっ!?いやいやいや、そんな恐れ多い関係ではないですよ!!寧ろお友達から遠ざかるほど若干嫌われてます。剣城君剣城さんラブですからね。私が剣城さんと会っていると私に嫉妬しちゃいますから」

「その剣城さんっていうのはやめない?」

「え?」

「京介と紛らわしいだろう?呼びやすい言い方で構わないよ」

「あー、はい。では…ゆっちーとお呼びしても…?」

いや、やっぱダメか。

うん、ダメだよゆっちーとか。

なれなれし過ぎますもん。

ギャグ性求め過ぎてしまった。

恐る恐る優一さんを見れば彼はきょとんとしたかと思えば音を立てて笑った。

な、何故笑うんだ…。

や、やっぱり私のネーミングセンスが変なのか、そうなのか。

流石兄弟。

思う事は一緒か、以心伝心か。

いや、これはギャグとしてウケたということですね。

よく分ってらっしゃいますね、優一さん。

「ごめんね、まさかゆっちーとくるとは思わなかったよ」

「優一さんに変更しましょうか?」

「いや、いいよ。泉ちゃんの好きなように呼べばいいよ」

「呼び方…、」

こういう些細な事できゅんとくるもんだから随分と私の心は貧しいんだなと思った。

「泉ちゃん…じゃダメかな?」

若干眉を垂らし、申し訳なさそうな顔で尋ねている彼の申し出をチキンハートな私が断れるはずもなく。

断る気なんて更々ないが。

「いっ、いえいえ、問題ないです!あ、でも剣城君がいるときは優一さんって呼びます。怒られちゃいそうなんで」

所謂自重と言う奴だ。

やっぱギャグ性を求めるべきではなかったかもしれない。

「京介の事、よろしく頼むよ」

「はい。…え?」

なんですかこの二者面談もどき。

私は剣城君の担任か!





二者面談


(また挨拶で友達増えた…。)

(…というか私女の子の友達いないや…。)




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