思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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問題が起こった。

問題なんて最初からたくさんあったさ。

大丈夫だ、問題ないなんて流行した言葉は私には縁が無い。

いくら生徒とのパシリ関係を切ったからと言って、先生との縁を切れたワケでもなく。

一日一パシリって言っても、大抵いつも生徒のパシリだったからなんだか頼み事をされるのが久しぶりに感じる。

先生にまた久しぶりになんかパシられました。

貴重な私の休み時間は、先生のお願い(40過ぎた先生がお願いって言ったって可愛くないんだから!)

最近おじさん萌えとか流行っているけど、もっとダンディーでチャーミングなおじ様が好きなんだから!

素敵なおじ様にお譲ちゃんって呼ばれてみたいわ…。

…話しが逸れた。

私は化学室にレポートを置きに行かされた。

大体なんでいつも私なんだ。

文句は心の中に留めておくがね。

これが私とその辺の女子との違いなのだよ!

私は行儀が悪いと分かっていながらも足で開けた。

仕方ないんだよ、だってクラス全員分のレポートだもん(だもんとかキモイよね、ゴメン不快にさせたわ)。

油断したらレポートバァッサァだもん、仕方ないのだよ、うん。

レポートを机の上に置いた瞬間、レポートの山が崩れた。

あ、やっちゃった。

やらかしたな、私。

やっぱりここは拓人君か蘭丸君に手伝ってもらうべきだったか。

レポートを整頓していれば、突然開けっ放しにしていたはずのドアが音を立てて閉まった。

どんなポルターガイストっ!?

そしてドアの方を見れば、早く早くと急かす女子の声がし、次にガチャリと閉まる音が聞こえた。

レポートの山が崩れるのを気にせずに、慌ててドアに近寄ればガラス越しに勝ち誇った様に音を立てて笑う女子3人が目についた。

「貞子ざまぁw」

その3人は私を階段から落としたうちの数人だった。

む、ムカつく。

くそう、その顔覚えてやったからな。

そして彼女達は予鈴と共に遠ざかっていった。



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