思い出した、人類は皆平等だった
□思い出した、人類は皆平等だった
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私はふと目が覚めた。
そして目を擦りながら体を起こした。
スカートのポケットに入っているはずの携帯を探すが見つからない。
途端に目がぱっちりと開き、むしろカッなんて方が合いそうなほどに目を見開いた。
胸ポケットに手を当てても硬い感触はない。
間違いなく私の胸だ。
カーディガンのポケットにも入っていない。
今度はベッドの上を探す。
布団を二度捲ったり、枕をひっくり返したり。
「よ、よかった…」
携帯は枕の下で見つかった。
私はホッと息を付いた。
そして画面を開き、時間を確認すれば5時近く。
は?4時46分?
どうやら携帯も替え時らしい…。
壊れたんだ、うん。
外を見れば日が大分傾いている。
私は昨日の夜中結構遅くまで起きてて、2時30分から見たい番組を録画してあったんだけどせっかくだからリアルタイムで見てたら、その次の番組も面白そうだからって好奇心で見始めたら夜中の3時30分過ぎになってしまった。
慌ててベッドに入って(勿論親を起こさないように)、眠った。
朝はお母さんが起こしたらしいけど全然記憶にない。
最終手段として私の携帯を勝手に使って色々ボイス使ってやっと起きた。
起こすのはいいけど正直勝手に携帯を使わないでほしい。
娘の私にだってプライバシーはあるんだから…。
遅刻ギリギリで学校に来て、あまりにも眠すぎて気持ち悪かったから午後からは保健室で休ませてもらっていた。
…寝過ごした?
じゃあなに?
私保健室の先生に忘れられたの?
いつから私幻のシックスマンになったの?
いや、私女だから幻のシックスウーマン?
ミスディレクション能力手に入れちゃった系?
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