思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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晴れて私は先日マネージャーとしてのデビューした。

ああ、デビューしましたとも。

鬼道監督の策略によって。

お陰で私は週一のバイトに出れなくなった。

でも恒例のプリン作りは夜中近くにやっているので人気限定品のプリンはご臨終しなくて済んだ。

問題はイベントだ。

完全にイベントに行けなくなった。

だって試合って休みの日にやってたりするんだもん。

あーあ、イベント行けないなー。

コスプレしたかったなー。

今度のイベントで私魔法少女やろうと思ってたのになー。

去年のイベントでは白い全身タイツ着て、頭だけ可愛いキュウ助になりきってた人の写真ちゃんと撮りたかったなー。

あの人面白かったわ。

これからはいけないのかな。

うわ、勿体無い。

行きたい、まじ行きたい。

腹痛で休んじゃおうかな。

なんて不純!

マネージャーの仕事は葵ちゃんやみどりさんや茜ちゃんが丁寧に仕事を教えてくれるから凄く助かる。

折角教えれくれてるのに私最低だ。

私が今更何しようと最低なのには変わりないんだけどね。

差し入れっていうか、まぁ、マネージャーになったので挨拶的な意味を含めて今日はパウンドケーキを持ってきた。

持ってきたって言うより、学校の調理室をジャックして勝手に作った。

ええ、勿論例の鍵使いましたよ。

それが何か?

部室のドアを抜ければそこは…。

半裸のサッカー部員達が居ました。

「おおっふぅ」

やらかしたわ。

なにこれどんなラッキースケベ?

大抵の人は私と目が合って、何人かはユニフォームだとか制服だとかでササっと隠す人も数名。

なんだ、乙女か。

蘭丸君なんて一番見た目女の子なのに堂々としてるよ、青山君。



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