思い出した、人類は皆平等だった
□思い出した、人類は皆平等だった
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まぁ、これは一日5回までしかできない事と、相手が電源つけていなかったり、電波の届かない所にいると探せないという難点がありますが。
「それって…」
音無先生は何とも言えない様な顔をした。
「何か?」
とか言い返せない雰囲気醸し出しながらさり気無く剣城君の居場所チェック。
私の知らない場所だ。
うーん、後で行ってみようかな。
それともヤンデレな女の子みたいに家に押しかけて(勿論GPSで追跡した結果だ)、携帯で今家の前にいるの…的な感じでもやってみるか。
絶対通報されるな私。
迷惑防止条例かストーカー規制法辺りが妥当だろう。
それ以前に後で行こうとしても多分剣城君移動しちゃってるな。
後で行こうと思っても大抵行く時になって忘れちゃうし。
これは多分後で計画じゃなくて今すぐ計画なんだね。
「ストーカーか」
多分鬼道監督のその言葉は間違いなく私に向けられた言葉だ。
いつもニヤニヤあなたの背後に這いよる変態、ストーカーですっ…って違うわ。
「失礼な!そういう鬼道監督だって音無先生が傍にいなければGPSで居場所探っているでしょうに!」
「俺はそんな事しない」
「…GPSを知らない程の歳だからですか」
「そんなにグラウンド100周したいか」
「ややややだなぁ、冗談ですよ、冗談っ!法に則って真面目なんですよね!分かってますよ!」
危ない、危ない、危うくグラウンド100周させられる所だった。
あれ、これ走るか走らないかは私の自由じゃないか。
なんだ、恐れる必要ないじゃないか。
恐るに足らずってまさにこの事ね。
いつもニヤニヤあなたの背後に這いよる変態、ストーカーです
(変態って付けなくても十分変態じゃないか。)
(多分ニヤニヤでも這いよるでも変態だと思うんだ。)
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