思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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首に縄をかけられた様な気分に違いない。

なんで私はいじめられてるんだろう…、最近そう思う様になった。

それは私が調子付いているからかもしれない。

図に乗ってんな私。

彼女の言う通りだ。

アレかな、多分この縄のれんみたいな前髪がいけないのかな。

貞子なのがいけないのかな。

それともあれか、幼馴染が羨ましいか。

両手に花だもんね、いいだろう、ドヤァ…って一回でいいから自慢してみたい。

多分瞬間的に反感買って集中砲火でになって太陽君の横で寝る羽目になると思う。

つまり私が病院送りされるって事だ。

調理実習の時熱したフライパン軽く押しつけられて火傷した経験があるが、あれは性的な意味での所有物(キスマーク的なあれ)じゃなくて、ただ単に奴隷に付ける烙印と一緒だったと思う。

ホントいい趣味してるよね。

私は奴隷か。

アンネフランクみたいに偉大なる勇気を持ってドイツ兵にクソくらえ!なんて言えない。

こっちのドイツ兵(彼女達)は冷たい青い目をしているわけじゃないからまだマシだけれども。

でもやっぱり気に食わない。

「どうして私なんかに拘るの…?」

「ハァ?拘る?」

「いつうちらがあんたに拘ったのよ?」

酷く不快そうに、歪められた顔。

クソくらえと言う代わりの抵抗はその程度の不快感を彼女達に与える程度に止まっていた。

「だってそうでしょう?私以外の多くの人に同じことしているんじゃないんでしょう?」

やだ、私だけ特別扱い…?

まさか私のこと…ポッとか言ってらんない。

かわいい女の子は大好きだけども害あるなら好きになれないよ。






くそくらえ、ナチ共


(ホント…もう…、)

(鬱陶しいなぁ。)



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