思い出した、人類は皆平等だった
□思い出した、人類は皆平等だった
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化身シュートをパスに使うなんて…なんてチートなの…!?
全員が化身を使えないと出来ない荒技だわ。
「護星神タイタニアス!マジン・ザ・ハンド!」
だが、止める事が出来なかった。
二人目の負傷者として倉間君が運び出される。
代わりに影山君が入る。
ドラゴンリンクの全員が化身使いと分かった途端に戦い方が分からなくなる。
そしてその答えを求めるように皆松風君を見る。
ピンチの時にこそ、キャプテンの力が発揮される。
さぁ、どうする?
「相手が化身で来るなら俺達も化身で立ち向かうしかない」
「化身に化身を…?」
「目には目を、歯には歯をってやつだね」
「でも相手は11人全員化身使いなんだド」
「ボールは一つしかありません。ボールを持ってる化身に、こっちも化身をぶつければ、きっとなんとかなります」
「化身に化身をぶつけるって」
「そんなやり方…」
影山君や狩屋君の言いたい事は分かる。
「間違いなく松風君達に負担がかかっちゃうと思う…」
キックオフ早々、影山君が精鋭兵ポーンによってボールが奪われてしまう。
それに対して松風君の指示に合わせて剣城君が化身を出す。
化身同士の戦い。
今度は錦君が向かう。
そんな戦い方じゃ、やっぱり疲れてしまう。
そして化身同士の戦いが続いていた。
そして次第に押されてきてしまっている。
実質4人で11人と戦っている様なものだ。
きついに決まっている。
一人約3体の化身使いを疲労させなければいけない。
ダメだ、このやり方じゃ先にこっちが疲れてしまう。
このままじゃ、ダメなんだ…!
化身を出そうと剣城君が頑張るが化身をキープする事すら出来なくなってしまった。
錦君が辛うじて対応するが、化身を出す力が弱まり、そのボールがパスへされ、ゴールへと向かう。
それを天馬君が力を弱めようとしたがやはり力及ばず。
勢いを殺し切れてないボールの前に、天城先輩や車田先輩が立ちふさがる。
パワーダウンが目的だ。
軌道を変えたボールがゴールポストに当たり、跳ね返る。
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