思い出した、人類は皆平等だった

□思い出した、人類は皆平等だった
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チラホラ蘭丸君や剣城君の名前があったが、2、3度くらいなので常識人が私の中で確定した。

メールはもう着信履歴よりすごい事になっていた。

拓人君と松風君からの連絡具合が怖いわ。

二人して何、私のストーカー?

それともただの嫌がらせ?

たまに私のアドレスはツ○ッターじゃねーよ、なんて思うような内容のものもあった。

勿論中には剣城君や何故か何処で情報を知り得たのか分からないイシドさんの心配する文面もあって驚いた。

流石に心配かけすぎたかなと思ってそれぞれにメールは返信したものの、私が立って歩き回る姿を見るまで信用してもらえないと思い、翌日に学校に向かった。

お父さんやお母さんとかは私に対して過保護な所がある所為か、学校に行かせようともしてくれなかった。

まぁ、スタンガンで気絶させられたのが現場が学校だったからね。

雷門も元から私服の人が勝手に出入りできる甘い警備だから仕方がないとも思う。

何とか二人を説得して車の送りで止めてもらった。

「おはようございます」

部室に入ればなんかみんな私を見てぎょっとした顔をした。

「何?みんな私の藁人形に順番こで釘打ってたの?それとも幽霊と間違えたとか?」

「泉っ!」

泉やら泉先輩やら織武等と名前を呼ばれるとなんだかもてはやされているようでいい気分だ。

ちやほやされ慣れていない私としてはアイドルの気分だ。

不謹慎だけども。

私に勢いよく飛びついてきたのは拓人君で。

毎度のことながら何となく、泣いているのだと経験上から理解した。

泣き虫は治らないようだ。

まぁ、心配してくれているのはすごく嬉しいんですけどね!

…毎回私の役回り拓人君の慰めじゃないいか?

俺得役得的でいいんですけどね。

一通り、落ち着いた所で、私をチラチラと見てくる剣城君がずっと気になっていた。

お母さんからも剣城君が私を助けてくれたと聞いた。

刑部さんもゆっちーにも同じ事言われてるよ。

剣城君がどうやって私を見つけたのかはわからないけど。

「剣城君!」

そっちが動かないなら、こっちが行くってね!

剣城君の前に立って小さく一呼吸。

「ありがとう!」

私精一杯の感謝を込めて。

単純で短い言葉だけど、ちゃんと伝わるはず。






好奇心は猫を殺すのか


(猫は瀕死状態に陥ってしまいました!)

(首の裏の火傷は教訓となるでしょう。)




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