不浄の華は絶闇で毒を孕む
□不浄の華は絶闇で毒を孕む
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愚かにも同じ事(妹を理由にする事)を繰り返すのかと思っていた。
だが違っていた。
だがそれの自分自身の為と言う言葉もまた、妹が理由になっているのに気付いているか(いや、気付いてはいないだろう。だって人間は同じ事を、過ちを繰り返す)。
「そうか」
悪い事だと自覚していても、今更信じた事を捻じ曲げることなんてできない。
結局は皆自分自身が優先なのだ。
許されたいが為に、自ら罰を下し。
その行為が自己満足の綺麗事だと気付いていたか?
この心[闇]を晴らす為に、罪を犯す。
その行為が闇を晴らす所か更に闇に染まると気付いているか?
結局は他人を理由にしているのだ。
そんな事にすら気付かない。
闇に染まり、堕ちる
(俺の手を取れ、)
(後悔はさせない。)
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