少女XX

□少女XX
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しかしすぐに問題は起こった。


少女が手にかけたのはのは少女が着ている衣服で。


少女はワンピースを脱いだ。


ワンピースで隠れていた白い肌が晒された。


勿論予期せぬ行動だった為に、レーゼは少女の身体を見てしまった。


「はっ恥じらいを持て!」


かっと頬が熱くなり、レーゼは慌てて脱衣場を出た。


少女はそれを不思議に思ったがあまり気にすることはなかった。


少女が脱衣所から出て来たのは20分くらい経った後で。


「意外と早かっ...!!?」


レーゼは読んでいた本から物音のした脱衣所に視線を移せば何も身に纏わず、全裸の少女が居て、少女の足元には小さな水溜まりや、足跡がいくつかあった。


「だから、」


恥じらいを持てと出かかった言葉を飲み込み、レーゼは溜め息を吐いた。


言葉だけでは伝わる事がないと考えたからだ。


レーゼは読んでいた本を閉じると少女の体を見ないように片手で視界を遮りながら脱衣所にあるバスタオルを少女に肩から被せた。


バスタオルの幅はそれ程長い訳ではなく、今でも少女の体を隠すのに精一杯で今にも下半身は見えてしまいそうだった。


もう一枚タオルを用意し、少女の髪を拭いてやる。


タオル越しに伝わって来る少女の獣耳の感触は確かに熱がある。


やっぱり本物らしい。








裸体と耳



(本物か、偽物か。)


(現実逃避も虚しく夢ではない。)








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