少女XX
□少女XX
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真・帝国との試合が開始されようとした時に、雷門イレブンは真・帝国のユニフォームを着て、ピッチに立つエミリーを見た。
「何でアイツがっ!?」
染岡は真・帝国のユニフォームに身を包むエミリーを見て裏切られたというような顔をした。
「アイツは...エミリーは影山に操られているみたいだなんだ」
円堂が弁解する。
「影山の元へ行く直前エミリーは何度も助けてと言っていた」
「俺には聞こえなかったぞ」
円堂の言葉にいや、そんなはずはないと鬼道は否定した。
「確かに聞こえたんだ...助けを求める声が」
鬼道は奥歯をぐっと噛みしめ、掌を作った。
真・帝国のキックオフで試合が開始される。
不動が佐久間へとボールをパスする。
佐久間はそれを受けると口笛を吹いた。
佐久間の動作に鬼道は危機感を察知し、叫んだ。
「やめろ佐久間ー!!それは禁断の技だ!!」
鬼道の制止の声め佐久間には届かない。
「皇帝ペンギン1号!!」
真っ赤なペンギンがゴールへと一直線に向かう。
「ゴッドハンド!」
ゴッドハンドで円堂が対応するもゴールは守りきれかった。
「見たか鬼道!俺の皇帝ペンギン1号を!」
佐久間はニヤリと笑みを浮かべた。
だがその表情は痛みと疲労が若干浮かんでいた。
「皇帝ペンギン1号は禁断の技だ。二度と使うな!」
「怖いのか?俺ごときに追い抜かれるのが?」
鬼道の忠告も佐久間には届かない。
皇帝ペンギン1号は影山が考案した技だが、身体にかかる負担が大きいために禁断とした。
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