少女XX
□少女XX
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後半戦が始まった。
雷門のキックオフで試合開始だ。
吹雪と染岡が一気に攻め上がる。
染岡はシュートに一瞬躊躇したが、吹雪が駆け上がってくるのを見た。
「ドラゴンクラッシュ!」
源田の正面に行ったかと思えばコースが外れた。
その先には吹雪がいた。
「遅ェよ、エターナルブリザード」
源田がビーストファングを使うよりも速く吹雪のエターナルブリザードがゴールネットを揺らした。
危機感を覚えた不動が何かを企む。
不動はイエローカードを覚悟の上で染岡にワザと蹴りを入れた。
「悪い悪い、まさかこんなのも避けられないとはねぇ」
不動はケロッとした態度で言う。
反省の色、全くなし。
「テメェ今のワザとだろっ!!」
吹雪は不動に近寄ると怒鳴り付けた。
拳を握り締め、不動を殴ろうと吹雪が構えた。
「やめろ!」
染岡の言葉に吹雪は拳を下ろし、不動を睨み付けた。
不動は吹雪に殴ってみろと挑発的に頬を突き出した。
その後の試合は硬直状態が続き、試合終了の時間が迫っていた。
「いい子ちゃんは黙ってな!」
不動は一之瀬にボールを蹴りつけた。
佐久間にボールが渡った。
「皇帝ペンギン1号!」
「やめろーっ!!」
鬼道は咄嗟にがゴール前に立ち塞がり、皇帝ペンギン1号を止めようとした。
勿論必殺技なしで止められるような皇帝ペンギン1号ではない。
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