第一部:全ての始まり
□旅の途中のちょっとした寄り道
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3人がヘネシスに行く途中のこと。
やっぱり寄り道をして、リス港口にいた。
リュカが「薬がほしい」と言ったために立ち寄ったのだが…。
ハイル「薬も買ったし、そろそろ行くか」
リュカ「ねぇー、ハイルー」
ハイル「あ?」
リュカ「ほら見て!
今ならフロリナビーチまで半額だって!
行こうよぉ〜」
ハイル「はぁっ?
今?」
栄光「あそこは面白いよ?
行ってみる?」
ハイル「何であんたまで…
ヘネシスに行くんじゃなかったのか;」
リュカ「あ、そーか。」
ハイル「忘れてたのかよお前ら;;」
栄光「僕は忘れてなかったよ^^
話に乗ってあげただけだからw」
リュカ「嘘ぉ?
ひどーっ」
ハイル「お前ら二人とも違う意味でひどいぞ…」
リュカ、栄光「そう(かい)?」
この会話の少し前、三人で暢気に買い物をしていたとき、とある地下のような暗い場所でのこと。
女「やはり、あいつが“光”のようです」
??「そうか。
あいつが…。
これから面白くなりそうだ…」
女「では、これで」
??「待て、ネズミ。
他の奴と連絡は取れるか?」
ネズミ「今すぐには…。
何でしょう」
??「他の奴らに伝えてくれ。
“光”が現れたと。」
ネズミ「はっ」
そのころ買い物を終えた3人はリス港口を出て、改めてヘネシスを目指していた。
ハイル「まったく…薬を買うためだけにリス港口に行くと思ったのに・・・」
栄光「いいんじゃないかい?
たまには。」
ハイル「たまにはって…
あんたとは旅し始めたばっかりだろ;
しかしまさかジャンケンをしに来たとは思わなかったぞ・・・」
リュカ「だって一回やってみたら勝つまでやりたいじゃん!」
ハイル「だからってあんなにやるか?普通」
栄光「まあ、50回も連続で負けるのはある意味才能だよね。」
リュカ「う、うるさいなぁ!」
ハイル「でもじゃんけんってほとんど3分の1の確率だろ?」
リュカ「それでも勝てないものは勝てないのよぅ!」
栄光「だめだこりゃ。おや、あれは?」
道草をしながらもヘネシスに近づいていく3人。
ネズミとはいったい誰なのかそして“光”とはいったい?
その最中、栄光が見つけたものとは?