ろけっと
□ろけっと time.2
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忠「なんか静かやね。」
『普通やろ。』
忠「なんかあったんやったら言うてや。」
『なんもない。』
忠「あいが言うたんやで、幼なじみなんやから何でも言うてって。」
『言うたよ。やけど、あたしはなんもないだけやもん。』
忠「ほんまに?なんか最近ピリピリしてるの多いやんか。」
『夏やから、暑いの嫌いやねん。』
忠「それだけ?」
『あとー、彼氏があたしにはおらんから、友達についていかれへん。』
忠「彼氏欲しいんや?」
『18才やもん。それなりに。』
忠「やけど、そういうのって無理矢理作るもんやないやん。」
『解ってるよ。やから悩みどこやん。』
忠「好きな男おらんの?」
『…おらん!!おったら、今こーして忠義とサボったりしてないしな。』
忠「なんか、軽く酷いこと言われた感じやな。」
『好きな人おっても幸せやない人もおるって知ってる?』
忠「どういうこと?」
『考えてみたらええよ、宿題(笑)』
忠「わからんから、教えてや。」
『あかーん。ほんなら、バイバーイ。』
忠「ちょっと、待ってや。」
あたしは、家へ駆け込んで入った。
―バタン―
『…………。』
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