アレ神・短編

□嘘つきピエロと正直馬鹿
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幼い頃、初めて街で見かけたピエロに漠然と恐怖した。

白塗りの顔に真っ赤な目元、裂けた形の口元。

その下に隠されたものが何であれ、必ず笑った形になる化粧。



恐怖というものにほとんど無縁だったはずなのに、あの時ふいにぞっとした。




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