和泉くんドラマ沿い

□01!
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朝から変な女にからまれた。
でも隣の席にはもう一人、変な女が座ってた。




俺の隣の変態女。



品川大地高2。
新しいクラスになったとたん、変な女にからまれた。

朝から足をくじいたと
おんぶさせられ(しかも泣きつかれて、だ。)
屋上で寝ていればわざわざ顔をのぞき込まれ、
先ほどは学級委員の投票用紙を書かされた。


うぜぇ。


ここまでうざい女に会ったのは初めててだ。



ヤンキーと呼ばれるようになってから
俺に近づいてくる奴なんか誰一人いなかった。
親友の練馬だけが心を開ける存在で。
目が合った奴らは逃げ出すおびえる泣き出す。
俺は普通の人生を送っているだけなのだが。




そうだ、普通の人生を送っている高校生なのだから、教室にいるのは当然。
だが、うざい。

気持ち悪い担任に引きずられ無理矢理教室につれてこられた俺は無理矢理、数学の授業を受けさせられている。




「この問題をーじゃあ品川!」
「わかりませぇーん」
「じゃあ次の問題をー品川!」
「わっかりーませーん」
「じゃあこれは?品川!!」
「わかりませーん。」


ずっとこんな感じだ。
わからないのにっていうか黒板を見ていないのにわざわざ聞いてくるあほな教師。

周りはざわざわと俺と教師を交互に見ている。


つか隣の女寝てるじゃねぇか。
こいつ当てろよ。



「お前なぁ、やる気あんのか?」
「ねぇよ!!」
「…だったら帰れよ!!」




いきなり怒鳴り声が聞こえた。

……誰だ、あのガリ勉。
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