【 歴代拍手お礼品 】
□【言葉の貯金箱:Part3】
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「空は女の恋のようなものであり、海は男の恋のようなものである。
それぞれ下と上とで、区切りに限界がある事に気付かない」
(by モーリス・トンプソン)
ベン「それでもお前が好きだから、こうやって必死になって手を伸ばしているんだろ」
2階の窓から顔を出す私に、アナタはそう言って、フッと笑った…。
空ばかり眺めてた私が、海で自由に生きる貴男(アナタ)と交わる事なんて、あるはずがないと思ってた。
この距離が、限界だと思ってたのに…。
「来いよ」と差し伸べられた、その大きな手に魅力を感じてしまった私は、自分の手をゆっくりと伸ばす。
ああ、この人には敵わないなぁ…。
クスッと笑った後(あと)、覚悟を決めた私は、もう居ても立っても居られなくなり、2階の窓から飛び降りたのだった。
大丈夫、彼ならきっと、受け止めてくれるもの…。
今日の天気、この町は、午前は雨でした。
だけど、午後は晴れて“虹”が出たようです………。
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