提出作品置場

□ヒガンバナの仲間入り
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運命の日、その人達は
一つの場所に集まったー

それから数年、
大空のアルコバレーノ
ルーチェは子を授かり、

この世から消えた。

生まれた子の名は
アリア。
後の
ジッリョネロのボスに
なる女の子。

抗争と抗争の繰り返しと
ファミリーの裏切り者が
現れたり、
アリアは今にも消えて
しまいそうだった。

そして、
部下の人に最期を
看取ってもらい、
母の元へ旅立った。

その直後、
彼の目の前には
かわいい幼い女の子。
アリアと
同じ目の優しい子。

ユニが彼に言った。

「私は母の、
アリアの娘」



冗談寄せと嘆く彼に
幻騎士は本当だと言う。

「γ、ユニ様は確かに
ボスの隠し子です」

ショックだった。
好きだったのに、言いたかった…言えばよかった。
どうしようもない未練が
詰まるなか救いは新しい
ボスの笑顔。


しかし、
昔から代々伝わるのは
残酷なことだった。
大空アルコバレーノは
代々短命
と言われています。

長く生きれない、大人に
成ることさえ許されない
ユニは
今を精一杯生きていく。

全てに全力を注いで
いつ
どんな結果になっても
彼女は
後悔したくないのだ。


「…姫!?」

γは目を白黒させた。

自分のボスが、ユニが
自分に抱きつき、
別れを言ったこと。
野猿や太猿に
手をふって別れを
告げた。

なんて意思の強い目を
しているのだろう。
こんなに
まだ子供なのに、
これから楽しいことが
あるはずなのに、
それをユニはー

「ー行くな、姫ー」

「γ…?
ありがとう、
ございまし…」



またしても
置いていかれました。
γは泣き続けました。
彼女の声の最後は
力に注がれて
言えませんでした。

ああ、悲しすぎる。ひどい、
こんなのありか?
まだ子供なのにどうして
短命なのだ…。

γの疑問は
悲しみからどんどん下へ
と落とす。

「っ姫えええーー!
!!!!!!」

怒りと悲しみの入り
交じった声に
曇ひとつもない大空は
吸収してた。

どうか、届いて欲しい。

彼らは想う。

姫が/ユニ様が
どんなとこにいても
幸せに笑ってくれて
いますようにとー。





ーある日ー

「悪いな姫、黒百合が
売り切れてて」

黒百合、縁起が悪いらしい、魔性の花を手向けるのはよくないと思いヒガンバナの仲間を買ってきたハマユウだ。

「どこか遠くへ」
この想いが


  
 

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