読物 弐

□僕の彼女
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僕の彼女は僕より一つ年上で成績はあまりよくないが運動神経は抜群だ

それになりより…
男女共にモテるのが最近の僕の悩み


ぼんやりとそんなことを考えているため授業を真面目に聞いてはない
ふと、窓の外を眺めると彼女のクラスが体育の授業中であった


彼女はクラスメートの中で1番と言っていいほど目立っていた
女にしては高い身長にスラリと伸びた長い手足
サラサラと靡く赤色の髪
大きく育った豊満な胸
綺麗に整った顔立ちで誰もが羨む容姿をもっている
そのためすぐに見つけることができた

暫くそうして彼女の姿を眺めているとこちらに気付いた彼女が手を振ってきてくれたのである
内心自分に気付いてくれたことが嬉しいが今は授業中なため顔にはださずにこちらも彼女に向かって控えめにだが手を振った

手を振っていると授業を終えるチャイムの音がなった
彼女のことを見ている内にどうやら時間が経っていたらしい

「左之さんに会いに行こうかな」

そう小さく呟いて席から立ち上がると彼女の教室へと向かった
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