読物

□我等に姫ができました
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山南さんのつまらない薬のせいで女にされてしまった俺はサラシで胸を隠しいつも着ていた服を着るが女になったせいか身長が縮んでしまいブカフカになってしまった服に着替え幹部の集まる部屋へ向かった


「わりぃな…待たせちまって」

「いや…お前に非がねぇから仕方ねぇことだ」

「そうそう、もとは山南さんが薬飲ませたせいだから左之さんは悪くないよ」

「ありがとな…
そういや山南さんはどこいったんだ?」

「山南さんならさっき解毒剤の研究をするって行って部屋に行ってたよ」

口々に口を開き左之助を安心させるような言葉をかけた
そして総司の言葉を聞いた左之助は安心した
解毒剤ができればこの身体から戻れると安心から溜息をもらしこれから自分はどうすればいいのかを土方に尋ねた

「お前の身体を考えると屯所の中にいるのが妥当だが今は人手が足りねぇんだ…
原田には悪いがその身体でも隊務をしてもらなけりゃいけねぇ」

「副長、それは危険なのではないでしょうか?」

「それはわかってる…
だが今、幹部が一人でも欠けるのは困るんだよ」

土方の言葉を聞いた左之助はある程度予想をしていたのかさして驚きもせずに聞いていたが左之助、土方以外の幹部達はそれに反対だった
そしていち早く口を開いた斎藤が反論したが土方は自分の意見を変える気はなく斎藤の提案は拒否された
そしてそれを見兼ねた左之助は口を開いた
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