読物 弐

□拍手文
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「今回の拍手文は俺と左之さんだってさ」

「そうみてぇだな・・・また総司じゃなくてよかったぜ」

「酷いなぁ・・・左之さん
僕はまた左之さんと一緒にしたかったのに」

「げッ・・・総司
なんでここにいんだよ!!」

いきなり現れた総司を見るなり左之助は後退るが総司はそんな様子をかまうことなく少しずつその距離を詰めていく
平助は左之助の様子を見ると総司と左之助の間に入って近づけないようにした

「平助、どいてくれないかな?
僕は左之さんと話がしたいんだけど?」

「嫌だッ!!
大体、今回は俺と左之さんの番なんだから総司は帰れよ!」

「おいおい・・・お前らお礼なんだから喧嘩は止めろよ」

「だって・・・左之さん
俺・・・左之さんと二人でやるの楽しみにしてたんだから」

「平助がそんなこと思ってるなんて意外だな」

驚いた表情で平助を見たが、すぐに嬉しそうに笑って平助の頭を撫でてやった

「はぁ・・・今回は平助に譲ってあげるよ
このまま居たら左之さんに怒られそうだからね」

「悪いな総司・・・
また機会があったらな」

「ありがとう
左之さんのそういう優しいところ好きだよ」

総司は溜息を吐き立ち去る前に左之助にキスをしてから爽快に立ち去って行った
それを見た平助は驚愕の表情を浮かべた

「ちょッ、左之さん!
なんで総司なんかにキスされてんのさ!」

「今のは不可抗力だって
しかもなんで平助がそんなに焦るんだよ?」

「だって・・・そりゃあ・・・
あぁッ、もう!、こうなったら俺だってやってやるんだからな!」

そう言った平助は左之助を押し倒した
とうの押し倒された左之助は目をぱちぱちと瞬かせた後必死に抵抗を始めた

「ちょッ!?、平助やめろってッ!」

「ここまできて辞めるなんて嫌だよ
だから・・・諦めて俺に喰われてね?」

「いやだぁぁッ!!」

その後のことは左之助と平助しか知らないが部屋からは艶のある喘ぎ声が聞こえたとか・・・
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