要望読物

□こんな日常も悪くない
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今日は休日でゆっくりと休もうと家に居たのだか新八と平助の二人によってその予定を崩されたのであった…

「左之さんッ、せっかくの休みなんだし遊びに行こう!」

「そうだぜ左之
俺達が呼びに来てやったんだからさっさと起きろよ」

などと人の部屋に勝手に入って来て自分のことを起こす二人に溜め息を吐き仕方なく身体を起こした

「うるせぇよ…
たくッ…せっかくの休みだってのに」

「休みだから遊ぶんじゃねぇのかよ」

「そうだよ左之さん!
…もしかして俺と遊ぶの嫌なの?」

不機嫌な左之助に平助はまるで捨てられた子犬のような表情をして左之助を見た

「別に嫌ってわけじゃねぇからそんな顔すんな」

左之助は平助の子犬のような表情を見ると優しく頭を撫でた
その光景が面白くない新八は左之助と平助を引き離した

「左之ッ!
さっさと着替えろよ時間なくなっちまうだろ?」

「わかったから、んなデカイ声出すなよ」

新八に急かされると仕方ねぇなと呟いてクローゼットから服を適当に取り出せば着替え始めた
左之助が着替えている間に新八と平助は口喧嘩を始めるのだった

「おい平助…
なに左之に甘えてんだ」

「俺が左之さんにどんな態度をとろうが新八っつぁんには関係ないじゃんか
大体…左之さんのこと好きなんだから気引きたいじゃんか」

「ちッ…やっぱ平助が相手だと難しいぜ」

平助の言葉に大きな溜め息を吐けば小さく舌打ちをすれば苦笑いをしながら言って

「俺だって新八っつぁんが相手だと…ねぇ
でも…負ける気もしないけどねッ!」

「俺だって負けねぇよ!」

二人はライバルだということを再確認しながら左之助の着替えを待つのであった
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