要望読物

□こんな日常も悪くない
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「わりぃな待ったか?」

着替え終われば新八と平助に話かけた

「おせぇよ左之
…いつも思うけどよ左之の服って露出多くねぇか?」

「あッ、それ俺も思ってた!」

「そうか?
普通だろ普通…それより行かねぇのか?」

雑談ばかりして中々外へ出掛けないことに疑問をもつと二人に問い掛けてると今気付いたという表情を浮かべれば左之助の手を片手ずつ引いて外へ出掛けた…

「おいおい…
んな手繋いで歩くなよ」

さすがに片手だけならまだいいが両手ともなると恥ずかしいのか微かに顔を赤く染めた

『かわいいッ!!』

と二人して思ったのであった…

「それよりどこに行くんだよ?」

「んー?
どこってそりゃあゲーセンだろ」

「じゃあさ、左之さんプリクラ撮ろうよ」

「なに言ってんだよ平助
左之と俺が撮るんだよ」

外だというのに喧嘩をしだした二人を見ると左之助は溜め息を吐いた

「三人で撮りゃあいいんじゃねぇのか?」

「それじゃあ意味ねぇんだよ」

「二人で撮るから意味があるのに新八っつぁんが入ったら意味なくなるじゃんか!」

二人して左之助の言葉に反論すると左之助はなんで三人じゃダメなんだと思ったが面倒になるので口にはださなかった

「はぁ…わかった
平助と新八の二人と俺がプリクラ撮れば丸く納まるんだろ?」

「おうッ!
んじゃあさっさと撮りに行くぞ!」

プリクラを撮ると決まれば二人は左之助の手をぐいぐいと引きながらゲーセンの中に入って行くのであった
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