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□君と朝食
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「マイセンにしよっかな」
「…そんな高価な食器を出されても、万が一壊してしまった時弁償できないぞ」
「大丈夫でしょ」
不二は気にもとめないで、専用の食器棚から白地に花が描かれた陶磁器のコーヒーカップとソーサーを取り出した。
「どうぞ」
先程のカップにコーヒーが注がれ目前に置かれる。
…朝のまだ覚醒しきれていない頭で、こんな高級陶磁器をどう扱ったらいいのか。
(まるで初めてコイツを抱いた時のような緊張感だ…)
白磁を見てぼんやり思った。
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