□ヒトコマ
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※頭文字「ゴ」の黒い虫がでてきます
※苦手な人はごめんなさい





部室の床をすばやく這う黒い影に
まず動体視力の良い菊丸が気づく。

「ぅわ〜ッ!!大石!!ゴキ、ゴキブリ!」

「どこだ!?英二?」
「そこっそこ〜っ」
「動くなーッ」

ビクッ

「いやっ英ニじゃなくて…ゴ…」
「あぁ!逃げちまうぞ!!」
「どこだぁーーーー!」

ス…

「なに騒いでんスか?先輩達…」
「よぉーしーーいけーー!越前!!」
「ういーっス」

バシッ

「しとめたか?」
「ちえっ」
「おしいっ」
「チッ」
「アイツなんて動きしやがる!?」
「いや、いい攻撃だ」
「今のダメージで動きが鈍くなったぞ」
「よーし、俺のアクロバティックで
 ゴ…なんて成敗しちゃる♪ほいや!!」

バコッ

「痛っ英ニなんで俺の頭を」
「ごめん!大石の触覚と間違えた!!」
「わざとだったら怒るぞッ」

今すべきことはーー冷静に対応することだ!!

「ムーンボレー!?」

   トォン   ぐちゃ

「うぉおーきまった!」
「さすがっ!大石副部長!
 針の穴をも通す超人的なコントロール」
「ナイス大石!」


「みごと潰れたッスね」
「このボールどうするんだ」
「洗って使え」


★おわり★

針の穴を〜ってのが打ちたかったんです



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