誇り高き太陽の華

□兄弟×情報×第2の家
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誰よりも 何よりも

君が好きなんだ。









兄弟×情報×第2の家



 




ゾルディック家の屋敷に入ると一番最初に私を迎えてくれたのは、ゾルディック家の兄弟の末っ子…カルトだった。

いつもならキルアなんだけど、生憎今は無理そうだ。





カ「いらっしゃいお姉様」


『久しぶりね、カルト。元気だった?』


カ「はい」





カルトの頭をポンポンと撫でながら優しく笑う。
そうすると、カルトはいつも決まって私の手を握りぴったりと腕にくっ付いてくる。この子なりの甘えか…可愛いものだわ。





カ「お祖父様が呼んでる」


『ゼノお祖父様が?』


カ「お母様もお父様もみんな呼んでるの」


『いつものことか…』





カルトにそれを伝えられて私は順番にみんなに会いに行く。

会いに行かなくても来る人達はいるけど…





キ「ベネディーちゃあーん!会いたかったわー!」


『キキョウさん…お久しぶりですね』





この人はイルミ達のお母さん。キキョウ=ゾルディック。

まぁ、言ってしまえば変な人よね。





キ「まぁ!!また少し痩せたわね!?」


『そうですか…?』


キ「ダメよ!きちんと食べないと!」


『大丈夫、ちゃんと食べてるよ』





食べてることは食べてるんだけど、食べた分以上に動くからかな?

あんまり痩せた感じはないけどな。





ミル「ベネディーさーん!久しぶ…りッ!?」


『久しぶりね。ミルキ』





全力で走ってきて飛び付こうとするミルキを軽く避けて笑いかける。

これもいつもの光景。




ミル「何でいつも避けるのさー…」


『昔ミルキに潰されたことがあるからよ』


ミル「昔のことじゃんか」





彼は、ミルキ=ゾルディック。

ゾルディック家の次男で…まぁ、オタク趣味全開のこれまた変人。

頭は良いけどバカなのがタマに傷なのよ。





ミル「今日は兄貴いないぜ?」


『…ミルキ、ダイエット手伝いましょうか?』


ミル「け…結構です…ごめんなさい…;」


『そう?残念ね』





にっこりと笑いながらミルキにそう言えば、ミルキは冷や汗を流しながら後退り。

わざわざ私の地雷を踏むなんて、本当にバカね。




キ「いつまで居られるのかしら?」


ミル「あんまり長くは居ないだろ?」


『気分次第』


カ「それもいつものことですね」





本当は決まってるけどね。

ゴン達がここに来るまでは居ようと思ってる、ゴン達ならすぐに来るだろうから。


私は3人と別れ、一旦部屋に荷物を置きに行き次にお祖父様の所へ向かった。



























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