立海夢

□アノ言葉
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「真田くん、真田くん!!おはよーう!!」

「ん、ああ、お早う」

「真田くん、いつも早いね」

「余裕を持って行動せんとな、何が起きるかわからん」

「真田くんらしいね」

朝の挨拶から始まる、私の恋のアタック。
誰よりも先に君に「おはよう」を言うために、7時に起きても良いところを、わざわざ5時に起きてる。

実は1ヶ月くらい前に告白したのだけど、「そうか……わかった」としか言ってくれなくて、フラれちゃった。

だけど、めげないよ。
それほど君に惚れてしまったんだから。


「真田くんのクラスは1限目何の教科?」

真田くんの隣を歩く。
ちょっとだけ、カップル気取り。


「国語だ」

「いいなぁ、こっちは朝から物理だよーもう眠くて眠くて……」

「そうか、たまこは物理が苦手だったんだな」

あ、この前言ったこと覚えてたんだ……。
ちょっと嬉しいな。

「うんうん、そうなんだよー」

「いつか教えてやろうか」

お!
まさか真田くんからお勉強のお誘いが来るとは!!

「え?いいの?」

「ああ、何を遠慮することがある。恋人同士なのだから別にかまわん」

「そっか〜」


うんうん、そうだよね。
私たち、恋人同士なんだよね……


「って嘘でしょ!?!?」

「なにがだ?」

「え!い、いつから私たち恋人になったの!?」

「いつからって……5月12日にだ」

5月12日……って私が告白した日じゃん!!
え?
てか……

「断ったんじゃなかったの?」

「ちゃんとわかったと言っただろう」

「え……あ、あれって…ただ了承しただけじゃなかったの?」

何それー!!
曖昧だよ!!

「なんだ?なにかあるのか?」

「私…てっきりフラれたのかと」

「誰がおまえを断るんだ!!」

そっか…
あの言葉は真田くんにとってのOKだったんだね。


「どうした?急に笑って…」

「ううん、なんでもないっ!!やっぱり、真田くん好きだなぁって思ってね」

「そ、そうか……」


じゃあ、これからは堂々と真田くんの隣を歩いても良いんだね。




end.



(゚∀゚)ノ

真田の夢が書けない。
真田が甘い言葉とか、思いつかない。

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