逆ハー夢

□告白
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立海大付属中男子テニス部のマドンナであるマネジャー、はなこ。
彼女は今日も、レギュラー部員からのラブコールを受けるのであった。


「はなこ先輩、はなこ先輩!!今日も可愛いですね!!」

まずはおなじみ赤也君のラブコール。

「はいはい……私のことは良いから、練習して」

あっけなく流すはなこ。

「そんな〜軽く扱わないでくださいよ!!真剣なんスよ!!」

「赤也君、女性を困らせることを言ってはいけませんよ」

はい出た。
Gentry,Gentlyこと柳生。

「柳生先輩!!」

「第一、君よりも私の方がはなこさんを愛しています」

「あ、愛し……」

はなこ、顔が引きつってます。


「おい、愛してるの方がよっぽど迷惑じゃと思うぜよ?」

詐欺師が来ました。

「しかも重いぜ」

続けてガム少年も来ました。


「なっ!?わ、私はただありのままの気持ちを言ったまでです!!」

「だからそれが重いんだよぃ」

「なーんだ、結局は柳生先輩も迷惑かけてるじゃないスか」

赤也復活。

「……まぁ、どうでもいいけど、早く練習始めてちょうだい」

はなこがため息混じりで言う。

だけど、奴らには効かなかった。

「どうでもいいって何だよぃ!!」

「プリッ」

「私たちは真剣なんですよ!」

「特にこの俺が!!」

「ちげーよ、俺だよ!!」

「私です」

「だからお前は重すぎるぜよ、はなこを一番好いとうのは俺じゃき」

「はなこ先輩は俺のモンです!!」

みんなして口論をはじめる。
もうこうなってしまえば、はなこの手にはおえないのだった。

















「俺だよぃ!!」

ブン太が膨れっ面。

「私です!!」

柳生が乱れてます。

「お、俺ッス!!」

赤也は興奮状態。

「俺俺、俺ナリ」

それはオレオレ詐欺です、仁王。

「ちょ、や、やめてよっ!!私はもう良いからっ、あ、きゃっ!!」

取っ組み合いのケンカを始めた4人。
止めようとするが押し出されていまい、地にしりもちをついてしまった。


「い、いた……」

「大丈夫かい?」


上から声をかけられ、見上げる。

「あ、幸村くん」

出ました、試合になると顔つきが男っぽくなる、魔王幸むr


「立てる?」

手を差し延べる幸村。


「うん……ありがと」

「それにしても、嫌な奴らだね……俺なら、君を困らせたりしないのに…」


「えっ……幸村くん、それって…?」


幸村がはなこの手を取り、自分の方に引き付けた。


「あっ……」


「俺なら、君を大切にする自信があるってことだよ」


「ゆ、幸村くん…わ、私も幸村くんに大切にしてほしい」


「…じゃぁ、こんな奴らなんて放っておいて、行こうか」

そう言ってはなこの肩を抱き、部室へと戻っていった。





「オレだよ!」
「私です!!」
「オレオレ、俺じゃき」
「俺ッス!!」

まだ続いていた4人。

一体、はなこは幸村のものになったことに気づくのはいつになるのやら。





end.



(゚∀゚)ノ

ゆの様リク。
毎度、さんくす。

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