トラブルメーカー
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バスを降りると、そこには豪華なホテルがありました。
たまこ「す、すげぇー…」
跡部「ほら、たまこ。突っ立ってねーで、さっさと荷物運べ」
たまこ「はーい」
楽しみにしていた合同合宿。
私たちは泊まるホテルへとやってきた。
それにしても、派手だ。
入口入ってすぐのロビーに、大きなシャンデリア。
てか、広い。
忍足「毎度のことながら、跡部の用意する宿泊所は豪華やな」
岳人「だよなぁー」
跡部「おい、お前ら。早くしろ」
ホテルの豪華さに目を奪われていると、跡部が大型エレベーターの中に居て待っていた。
跡部「部屋についたら、立海が来る時間まで各自待機してろ。外には出るな、いいな?」
エレベーターから降り、指定された部屋へと向かう。
たまこ「んおぉ!!広い!!」
勢いよくベッドへダイブすると、とても心地が良かった。
3人部屋を2人で使うんだし、広いよね。
早く荷物を整理して、ホテルを探検しよう。
岳人「お、広ぇーじゃん!!てか、ここも3人部屋なんだな」
後ろから声がして、振り向くとがくちょんと、侑士くんがいた。
たまこ「レディーの部屋に勝手に入らないでよぉー」
膨れっ面をすると、侑士君が近づいて来た。
忍足「そらすまんなぁ…。せやけど、たまこちゃんと早く二人っきりになりたくてナ…」
私に覆いかぶさるような体制で耳元で囁いた。
たまこ「っっ!!/////」
忍足「ん?たまこちゃん…耳まで真っ赤やけど、まさか、耳が弱いん?」
口をパクパクさせていると、今度は舐められそうになった。
岳人「侑士、変態」
とっさのところでがくちょんが飛び蹴りをして、侑士君にクリーンヒット。
ありがとう、がくちょん。
忍足「もう少しやったのに…何すんねん」
たまこ「そそそそそそそれは、こっちの台詞じゃ!!な、何してんだヨ!!/////」
まだ顔が赤い。
忍足「ちょっとした、おふざけやん」
お前はちょっとかもしれんが、私はちょっとじゃないしししししし!!
宍戸「おい、立海来たからロビーに行くってよ」
宍戸さんがドアから顔を出し、だから早くしろ、と言った。