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□お前の未来
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「好きだ」と言われた
否、叫ばれたというべきか。
とりあえずヒュウガへの鞭の成敗は決まった。
アヤナミは先程までテイトが座っていたソファーを見つめる。
「ユキカゼ・・・」
『ユキカゼさんも・・・望んでないですよ』
テイトの言葉がただ耳の奥から反響する。
そんな些細なことにも苛立ちを覚え、ペンを置いて眉間を抑える。
私は変わりたくないのだろうか。
まだ、ユキカゼを愛していた自分で居たいのだろうか。
いや、
これは
変わるのが恐い・・・と言うのだろうか──
「くだらぬ・・・」
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