2

□立場逆転?
1ページ/6ページ

in軍部設定でコナテイカップル話。








「ヒュウガ少佐!」

テイトは上司であるヒュウガを呼び出し、二人きりになれるところへ行った。
話しかけてきたテイトにヒュウガは少し驚き、言われた通りに仮眠室でテイトの話を待つ。

テイトは間を空け、思い切ってヒュウガに告げる。

「…媚薬が欲しいんです!」




「……は?」


危うく持っていた飴を落としそうになったヒュウガは、冷静を装って、テイトを見つめる。


「び、やく?」

動揺が隠せないヒュウガだが、聞き間違いではないのだろうかと確認をとる。

「はい。媚薬です。少佐なら持っていると思って…」

はっきりと言うテイト。

(オレなら持ってるって…テイト君にオレはどう思われてるんだろ……)

テイトはヒュウガの反応の遅さに慌てふためき、こてんと首を傾げてヒュウガに謝る。

「あ、あの、持っていないのなら、良いんです……すみません…」

「…いや、持ってる持ってないの前に、何に使うの?」

(テイト君が自慰…?テイト君ってコナツと付き合ってるよね?溜まってるの?なんだったらオレと――…)

「少佐とは、そういう関係になんてなりたくないです。」

にっこりとした可愛らしい笑みで考えをばっさりと切られてしまったヒュウガは時が止まった気がした。

「…あー…心の中を読まないで……」

テイトに限って自慰行為はないな、と確信したヒュウガはまたテイトに問う。




.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ