ベジータ
□fall in love
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「ふ〜ん・・・それで相手の強さが分かるのね〜?」
ニヤリと笑みを浮かべ、気を高め始めた。
「何だと!?」
空気が揺らめき、土煙が舞い上がる。
大地は震え、スカウターの数値はどんどん跳ね上がっていった。
「この女・・・戦闘力を自在に変化できるのか?」
ボンッ!!
膨れ上がる気にスカウターはオーバーヒート。
「あら?壊しちゃった??」
「な、馬鹿な!!」
「あんたも強そうだけど、私程じゃないのかしら??」
「ふ、ふざけるな!!俺はサイヤ人の王子ベジータ様だぞ・・女に負けるはずなどないっ!!何なら遊んでやってもいいんだぜ?」
戦闘態勢に入った掌には、光輝く気弾が今にも飛び出したいとその時を待つ。
「ちょ、ちょっと待って!!私あんたと戦う気なんてないわよ?制圧終えたばかりで、クタクタなんだから・・・」
瞳を白黒させて、ポケットから取り出したカプセルを投げた。
「俺を挑発しておいて貴様、逃げる気か?」
現れた宇宙船へと歩みを始めた後ろ姿に言葉を飛ばす。
「逃げたりなんかしないわ・・・またね!王子様//」
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