ドラゴンと月〜貴方と私の恋物語〜

□宇宙人さん、こんにちは
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「全く、どうなってんの・・この人の体は・・くっ・・よいしょっと!!」





肩に回された筋肉の塊のような男の腕。


貸した肩はおかげで、今にも潰れそうだ。





"一日で二度もこんなに重たい荷物を運ぶなんんて有り得ない!"とブツブツ言葉を零しながら、ダラリと垂れ下がる体をベッドに落とした。





とりあえず仰向けに寝かせてから、頭や体の位置を整えてバサッと布団を掛ける。





「はぁ〜・・強力な鎮静剤使ったのに、もう目が覚めちゃうなんて・・普通だったら、半日は眠りっぱなしよ?」





視線を降ろした男の顔。



さっきより深い寝息と緩んだ眉間の皺が深い眠りに落ちた入ったことを記す。





「この人さ、人間じゃなかったりして〜!」





腰に手を当てて、小さく笑い、軽く冗談を飛ばす。





「効き目のピークはこれからだから、もう一眠りしてくれるはずだけど・・・う〜ん・・シャワーでも浴びてこよ」





逆らえない疲労に任せて、思いっきり伸びをして、首を右に左に傾けながら部屋を出た。




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