ターゲットは君

□家
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「全然いいよ。マジでサンキュー。」



あーあー、新一キラキラした顔で喜んでますわ。



『じゃあ、来週から持ってくればいい?』



「おう。」



幸い明日は休日。
こっちの世界に来て初めての休日。
なにしようかなー
とりあえず、のんびりしたいかな。



『じゃあ私、そろそろ帰らないといけないから、今日はもう帰るね。』



「もう帰っちまうのかよ?」



いや、かなり長い時間お邪魔してましたが。



『これでも私にもやることが沢山あるんだよ。』



夕飯作ったり、颯の相手をしたり、家事やったり、颯の相手をしたり……

因みに1番大変なのは颯の相手だから。
ベタベタベタベタくっついてくるわ、構わないといじけるわでもう大変!
たまにはドライにならないかな。



「忙しいなら仕方ないか。」



忙しいならって、忙しくなかったら引き止める気満々だったの!?
引き止められる前にちゃっちゃと帰ろう。



『じゃ、新一お邪魔しました。』



「家まで送ってくよ。」



『んーん、一人で大丈夫だよ。ありがとうね。』





手を振って新一宅を出ると私は走り出した。
ヤバいヤバいっ
今日も帰り遅くなっちゃうよ。
昨日の二の舞にはなりたくない!

くっそー今日は何しに新一の家に行ったんだかわかりゃしない。
ま、新一に無理矢理連れて行かれたからしょうがないんだけどさ、話の内容がシャーロック・ホームズの偉大さがほとんどってどういこと?
しかも新一は有希子さんがいないと食生活が悲惨なことになるらしい。なぜ新一を気にかけないんだ、蘭!


ん?ということは、まさか優作さんも料理がダメとか?……案外有り得る話かもしれないな。


結局私…新一の話を聞いてただけなのか。しかもお弁当を作る約束をさせられたし。


もうなんとでもなれ。


とりあえず今は急がなければっ!





to be continue...?




























結局家に着いたのは昨日と同じ時間。
颯に連絡もしていなかったから、昨日の二の舞になったのは言うまでもない。





to be continue...

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