ターゲットは君
□西
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「…名前ちゃん、なんや電話凄かったけど大丈夫なん?」
「うん。大丈夫だと思う」
「えらい怒られとったみたいやなー」
『過保護だからね、心配してくれたみたい。』
「ごめんな、名前ちゃん。アタシがあんなのに絡まれてなければ…」
『さっきから言ってるけど、和葉ちゃん気にしなくていいからね!(めんどいとは思ったけど)私の意思で動いたんだし…それより二人とも関西圏に住んでるんでしょ?関西弁みたいだし、何しにこっちまで??』
1番気になるよね、だってこの二人出てくるのがまだまだ先だし、今だって高校1年生でしょ?
何しに来たんだろう…
「そうなんよ。あんな、アタシら宝石を見に来てん。」
『宝石?』
「そや。なんや昨日から日本で唯一東京でしか見れない宝石があるとかでな、和葉のおばちゃんが見たい言い出して、一人で東京に行くはずやったんやけど、和葉が東京を観光したいから行きたい言い出しおって、俺がお守り役で一緒に来たんや。」
「お守りってなんやのん!?別に平次は来なくてもよかったんやで!」
「しゃあないやろ、和葉のオカンが一緒に行くなら安心やとか言うて勝手に行くこと決めたんやから」
『まあまあ、でもそっか。それで二人ともこっちに来たんだね。』
東京でしか見れない宝石…ね。
ふーん。キッドが狙いそうな気がするけど、そんな早くにキッドも出るわけないしほっといても大丈夫だよね。
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