でも私のために付き合ってもらうのも申し訳ないし、別に洋服とか買わなくても私は平気なんだよね。
『そうだ、買い物もいいけどどこかでお茶しない?私二人とたくさん話とかしたいな』
とりあえず、二人に選んでもらった洋服の中から一着ずつ買ってお店を出る。
*****
「で、転入してから一週間。学校は慣れた?」
私たちは近くの喫茶店に入りお茶をすることにした。
『それなりに…クラスのみんながフレンドリーだから思ったより馴染みやすいよ』
ぶっちゃけ慣れよりも疲れのほうが上なんだけどね。でも慣れたっちゃあ慣れたかな。クラスの子たちもみんな優しいんだもん。
それにしても通いだしてからもう一週間もたったんだ…こんなに内容の濃い一週間は過ごしたことないな〜
「よかった〜。名前ってばホームズとか推理小説の話でいつも新一に絡まれてるでしょ?」
「そうそう。マニアックすぎてみんな話掛け辛そうだったのよ」
『あ、ははは…』
あー、それ最近話すようになった子から言われました。そのうえ新一とたくさん話出来て羨ましいとも…
やっぱり新一はクラスメイトからも憧れられてるんだね。
.