にしても今日は疲れたな…朝から颯とバトルして、初めての転入に新一との出会い、しかもお弁当まで一緒に食べてしまったと!
…ん?一緒に食べたのは間違いか、ほとんど食べられたんだもんね。
最後にからかわれたのはちょっとアレだったけど、まあ良しとしましょう。
『ただいまー』
帝丹高校から徒歩で約15分の距離に颯の、そして私の家がある。意外と近くて朝登校するとき驚いてしまったよ。
鍵を開けて入ると「おかえり」と迎えてくれる颯。やっぱり出迎えてくれて人がいると嬉しいよね。
「久々の高校どうだった?」
『疲れたよー、ものすごく。でも友達出来たし、楽しかったかな』
あ、友達って新一じゃないからね?実は休み時間とかに女の子の友達が何人か出来たんだ。
新一が友達とか私にはまだ早過ぎるよ。
「そっか、俺は名前がいなくて凄く淋しかったぞ。」
『なーに言ってるんだか…』
「あ、お前信じてないだろ。」
めんどくさいのがここに居たよ…さっきまで会話の流れがよかったのに、見事にぶち壊してくれたね颯は。今疲れてるから相手にするの余計にめんどくさいんだよね。
『わかったわかった。淋しかったのね。』
「扱いが軽すぎる」
ぶーと捻くれたように口を尖らせる颯に少し可愛いとか思ってしまった。
『………あー、とりあえず私着替えて来る。』
「しょうがねぇな、早く帰って来いよー」
どんだけなんだよ。
ただ着替えるだけなのに、あー疲れる。
明日の準備もしないといけないし、私にはやることがいろいろとあるのに絶対に颯は分かってない。
とりあえず、颯の言葉は無視して明日の授業の用意をしようと思います。
to be continue...?
…………げ、明日体育あるじゃん。
to be continue...