「……名前」
「…名前、起きろ」
んー、なんか誰かの声がする…
でもなー、今日は休みだし、もっと寝てたいのよ私は。
「起きろって」
いーやーだー。寝るー
無視しよ、無視。
「ったく」
お、諦めたか。
「……名前、犯すぞ」
オカス?
オカス………
オカス…………
犯す!?
バチッと目を開き体を起こした。
「お、やっと起きたか。」
目の前にはニヤニヤと嫌な笑みを浮かべている颯。
『おか、犯すって颯!何言っちゃってくれちゃってるの!?』
「ん?なに名前、俺に犯されたいの?なら遠慮なく………イテッ」
『なに馬鹿なこと言ってんのよ!!』
頭をグーで殴ってやりましたよ。全く、馬鹿なこと言って…
人をなんだと思ってるんだか…
「そっか(クソッ)…じゃあしょうがない…名前、デートしよう!」
『は?』
どういう流れでデートが出てきたのさ!
「実は仕事で明日から家を空けなきゃいけなくなっちまって、当分家に帰って来れなくなると思うんだよ
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