緋牡丹的ゴールデン☆タイム

□第四回
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魔子
皆さん、こんにちは!『緋牡丹的ゴールデン☆タイム』のお時間がやってまいりました!
司会の魔子です。そして本日のゲストは…この方々ですっ!!

喜三太
忍術学園一年は組、用具委員会の山村喜三太でぇす。

作兵衛
忍術学園三年ろ組、同じく用具委員会の富松作兵衛です。

留三郎
六年は組、用具委員会委員長の食満留三郎だ…って、何をしてるんだ?

魔子
うふふ…頬ずり♪

喜三太
はにゃ?

魔子
うふふふふふっ♪

作兵衛
あの…魔子さん?

魔子
ん?

作兵衛
これ…声しか伝わらないのでしょう? 何か喋って頂かないと…。

魔子
はっ!! そうだった! いやぁ、喜三太があまりにも可愛かったもんでつい…。ごめんね、喜三太。

喜三太
僕は大丈夫で〜す。

魔子
やっぱり可愛いなぁ♪ あ、作兵衛もありがとうね。やっぱり保護者としてついて来てもらって良かったわぁ♪

作兵衛
え? 保護者って喜三太のですか?

魔子
いや、喜三太の保護者は留三郎。で、留三郎の保護者が作兵衛。

作兵衛
えぇっ!?

留三郎
待て待て待て!! なんだそれは!?

魔子
いや、だって…なんか作兵衛の方が常識人な気がして…。

作兵衛
めめめ滅相もありません!! 俺が、けけ食満先輩の保護者だなんてっ!!

留三郎
そうだっ!! この場での保護者は、委員長であるこの俺だっ!! お前達! 何が起ころうと、俺が必ず守ってやるからなっ!!

作兵衛
食満先輩…。

喜三太
食満せんぱぁい♪

魔子
あ〜…残念ながら、ここでは守ってあげなきゃいけないような事は、そうそう起こらないんだけど…。

留三郎
お前ら…。

魔子
…って聞いちゃいないか…。あの…もしもし? 盛り上がってるトコ悪いんだけどさ。

留三郎
おう、なんだ?

魔子
あ、ごめん…留三郎じゃなくて…。喜三太♪

喜三太
はにゃ?

魔子
これ読んでくれる?

喜三太
なんですかぁ?

魔子
赤裄様からの質問♪ これを読むのは喜三太がいい…ってか、喜三太にしか読めない質問だから!!

留三郎
喜三太にしか、読めない質問?

作兵衛
どんな内容なんでしょう…?

魔子
聞けば納得するさ! じゃ、喜三太。よろしく♪

喜三太
はぁい、頑張りま〜す♪
え〜っと…赤裄様からの質問で…『魔子さん、蛞蝓は好きですか?』

魔子
………っ!!

作兵衛
…あの…魔子さん?

魔子
…感・無・量!!

留三郎
…はぁ!?

魔子
まさか喜三太に、これを聞いてもらえる日が来るなんて…私はなんて贅沢者なんだ!! 赤裄様、あ がと ぉござ まぁ ぁぁ っ!!

作兵衛
魔子さん、落ち着いて下さい! 音! マイクの音が割れてます!!

魔子
あ、ごめん。つい…

留三郎
興奮し過ぎだ! お前は変態か!?

魔子
ああ、変態さ!!

留三郎
否定しろ!

魔子
あはは♪ 本当に、忍術学園の子達ってツッコミ上手だよね。安心してボケられるわ♪

留三郎
ま、必要にかられて…ってヤツだな。

喜三太
魔子さん、答えて下さいよ〜。

魔子
ん? 何が?

喜三太
だからぁ、『蛞蝓は好きですか?』

魔子
あ、それは…ごめん。

喜三太
えぇ? 嫌いなんですかぁ?

魔子
いや、嫌いというほどではないのだけれども、苦手というかなんというか…。とりあえず、見かけたら塩かけちゃうよね。

喜三太
いやぁぁぁぁぁぁ!! 僕のなめくじさん達がぁぁぁ!!

留三郎
魔子さん!! なんて事を言うんだ!!

魔子
だって…あわわわ、ごめん、喜三太! でも大丈夫! 喜三太のナメさん達にはかけないから!!

喜三太
それでも嫌ですぅぅぅ!!

魔子
うあ、どうしよう…!!

留三郎
喜三太、落ち着け!

作兵衛
ん? 喜三太、これちゃんと読んだか?

喜三太
ほぇ?

作兵衛
ほら、ここのところ。

喜三太
え〜と、『魔子さん、蛞蝓は好きですか?』

作兵衛
その続き。

喜三太
…『(ちなみに私はまあまあ好きです)』…わぁぁぁぁ♪

魔子
わ、喜三太の目がキラッキラだ!

喜三太
赤裄さん、ありがとうございまぁす! 今度、僕のなめくじさん達と遊んで下さい♪

留三郎
どうやら、落ち着いたようだな。

魔子
そうだね、良かった…さすが作兵衛!

作兵衛
え? いやぁ…。

留三郎
………。

作兵衛
…あ………。

魔子
……え〜、皆様。今、私の目の前で、作兵衛が実に様々な表情を浮かべております。これが、噂の妄想というやつでしょうか? 特に留三郎に変わった様子はなく、今は不思議そうに作兵衛を眺めているだけなのですが、その視線を受けて作兵衛はまた脅えの色を強くいたしました。お見せ出来ないのが非常に残念です。

留三郎
…何やってんだ?

魔子
実況。

留三郎
何の?

魔子
さぁね♪ さて、そろそろ『ちょっとだけリクエスト』に行きましょうか。
え〜、今回のリクエストは朔斗様からのおハガキで、
「『気付いたら隣に…』の夢主が、文次郎に連れていかれた保健室に、伊作だけではなく留三郎も居たら?」という内容です。

留三郎
お! ようやく俺の出番か!

魔子
どうなるかわかんないけど…とりあえず、頑張ってみました(笑)リクエストは、次ページから始まります。

魔子・留三郎・作兵衛・喜三太
それでは、どうぞ!

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