不老不死の一族-ロヤイド神話-
□【首の痣、背中の傷痕】中編
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本土の南に上陸して、諸外国と貿易をする為のこの国の玄関口である港町サウセルから北に進み、モンスター等が棲むフィーロ平原へ向かった。
目指すは本土中央にそびえ立つロヤイド城。
村や街の者達には一切手を出さなかったのは、
『これから統べんとするこの地の民達を殺しても無意味だ。城さえ殲滅すれば後は、私の力で押さえ込めばよいのだから。』と考えていたからだ。
フィーロ平原を抜けた先には、活気溢れる多種族の城下街キャスラがあり、ロヤイド城は更にその先にある。
彼女達は獰猛なモンスター達や、野蛮な盗賊達に臆する事無く進んで行った。
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