不老不死の一族-ロヤイド神話-

□【首の痣、背中の傷痕】中編
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幼き彼女にのしかかる大人達のプレッシャーに嫌気がさす事もあった。


唯一の心の癒しと言えば、愛されない弟達だった。


彼等は何も知らず彼女を愛し慕った。


勿論、彼女もそんな純心で健気な可愛い弟達を愛した。





しかし、時をも積み重ねたプレッシャーは彼女の美しい心を蝕み尽くして、いつからか種族の中心人物としての自覚を感じ、覚醒し始めた。



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