長編小説置き場

□幻想郷の蒼い空
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「ふぁ〜あ……」

ここはとある田舎道


空から降りた白い粒が僅かな街灯の光に照らされている


そんな中をただ一人、大きな欠伸をしながら青年が歩いていた


その青年の名は影井 蒼夜(カゲイ ソウヤ)何の変哲もない高校生






蒼夜が雲一つない星空を眺めると一筋の光が走った

蒼夜「あ〜、流れ星さんよ〜、暇な俺はどうしたらいいんだ?」


お願いをせずに立ち止まり、星空を眺めながら質問をしている


周りから見たら不気味な光景だろう、しかし辺りは日も完全に落ち、ポツポツとある街灯の明かりしか存在しない…そんな場所


用の無い人が出てくることは無いに等しい


そんな孤独な暗闇をただ一人、蒼夜は再び歩み始めた


今日がいつもと違うのは少し星空を眺めたところ、ただそれだけのはずだった…



星空を眺めながら自宅に向かって歩き出す





十数メートル歩いたところで蒼夜は立ち止まった


蒼夜「…あれ?」
青年が視線を戻すとそこには……


蒼夜「こんな所あったっけ……」


長い長い石造りの階段と古ぼけた赤い鳥居があった


蒼夜「鳥居があるから神社かな…?とりあえず上ってみるか…」


蒼夜は階段を上り始めた


青年移動中...




石造りの階段を上りきるとその先には一軒の古ぼけた神社が建っており、明かりが点いている


蒼夜「ここの人に聞いてみるか…」


神社の明かりに引き寄せられるように蒼夜は歩き出した






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