企画小説

□純淫協奏曲
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・女体化、微裏要素があります。
・舞台はアカデミアですが、使徒が別に存在するパラレルワールドです。

大丈夫な方はどうぞ!







信じられない。
信じられない、信じられない!!!

ヨハン・アンデルセンは大股でアカデミアの廊下を闊歩していた。
ありありと浮かんだ怒りの形相に恐れを為したのか、向かいを歩く生徒達はぎょっと身を引いた後にさっと道を譲る。

普段ならば礼を言うなり、こちらも道を譲るところなのだが、今のヨハンにそんな余裕はなかった。

優しい学友達に申し訳ないと思いながらも、腹の底で煮えくり返る感情に任せて、ヨハンはメラメラと瞳を燃やす。


「ねぇ、ちょっと落ち着きなって。」

「落ち着いてるよ・・・っ!」


やんわりと嗜めるユベルに、ヨハンはぎりぎりと歯軋りしかねん勢いで呻く。
平気な顔で真っ赤な嘘をつく双子の妹に、ユベルは額を抑えて溜息をついた。




遊城十代は、ヨハンが留学して初めて出来た友人だった。

デュエルに対する熱い思い、清廉潔白な性分――そんな彼がヨハンと親しくなるのに、それほど時間はかからなかった。

プロフェッサーコブラとの戦い、異世界の冒険、そしてヨハンの救出。

数々の困難の中で互いに助け合い支えあった二人は、いつしか唯一無二の親友となっていた。

固い絆で結ばれた友情、それは例え時が移ろおうと、例え互いが変わろうと、決して揺るがない確固たるものである――――

と、思っていたのだが。



「肩こりそうで大変だよな。」


そう言って、鳶色の悪魔は嗤った。
しっかりとヨハンの胸を掴んだまま。

二つの膨らみにしっかりと食い込ませた指はいやらしく蠢き、力を込めたり下から持ち上げてみせたりと、好き勝手に動き回っている。


「これから先、俺が毎日支えてやろうか?」


唖然とするヨハンの目の前で、にっこりと微笑まれながら布越しに突起を摘まれた時。

ヨハンは無二の親友・遊城十代の頬を張り飛ばしていた。
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