斉藤君と幸人さん
□第十二話
2ページ/5ページ
「…な、んか、ゾクゾクする…」
「感じてるんだねー…ほら、おっぱい出して…」
「そこ、ばっかり…」
「すごく気持ちよさそうだからね…」
また乳首が立つ。
幸人は無意識なのか晒された下半身を相手に擦り付けた。
もとより、幸人は快楽に弱いのだ。
「どうしてほしい…?ほら…言って下さい幸人さん…」
「あぅ…あ、あの、あの…」
体は正直なもので、幸人の自身は反応はないにしろ先走りをうっすらと滲ませている。
そんな幸人の姿に大紀は目眩のするほどの興奮に襲われた。
思わず乱暴になってしまうほどに。
「…幸人、さん」
「はい…?っ!!あああ!!!いった…!!や、あ、ぅあっ…!!」
「可愛いです幸人さん…!!ちんちんよりおっぱいの方が気持ちいいですか…?なんなら乳首だけでイけるようになりましょうか、ほら、もうビンビンじゃないですか…女の子みたいで可愛いです、ああもう待てない。幸人さん、きちんと解します。痛くしないように頑張りますね、だから幸人さん、力抜いててくださいね…」
一気に捲し立て体を舐め回し貪り尽くすと幸人の自身に触れた。
先走りを指に絡め、幸人に見せつける。
「ほら見て幸人さん…幸人さんのちんちん、涎垂らして喜んでるよ…」
「み、見せないで…ああ、あ、き、もちい…ゾクゾクする…」
「やらしい幸人さん…身体中舐められて涎でベタベタになってんのに喜んでんの…?…変態さん」
「やっ…あ、あ、あ…!!」
大紀の言葉に幸人は悶えた。
幸人はM気質があるのかもしれない。
証拠に、幸人の自身は大紀の言葉によって勃ちあがっているのだから。
「あ、ガチガチ…。幸人さん、Mなんですか?」
「わ、かんない…!!んん、も、だめっ…」
「まだ触ってないよ…?そんなに待てないの…?」
「んっ、ま、てない、からぁ…」
―だからはやく、どうにかして…?
「―!!!」
思わず、勢いよく人差し指を内部に突き入れた。
あまりの衝撃に、幸人は顔を歪め涙を浮かべた。
「い、たい…さ、いと、くん…痛いぃ…」
「力抜いてって…指、食い千切られそ…」
「は…は…む、無理れす…!!や、だ…!!」
「ごめん…ごめんね…ごめんね…」
謝るのだが、内部の熱と幸人の涙にやられ指は止まらず、浅い部分をゆっくり出し入れしていた。
「今度は…ちゃんと準備とか、するから…だから泣かないで下さい…」
「んっ…ん、ふ、は…」
甘いキスに甘い囁き。
頭を撫でられる感触に内部の指も気にならなくなった。
「あ、ん…なん、か…さっきより、ゾクゾクして、おかしい…」
「興奮してるんですよ…。幸人さんの中、すごくキツくて気持ちいい…」
「ゆ、指…!!」
「さっきのキスで力抜けたから、ほら、奥まで行ける…。ああ、ぐずぐずだ」
指が出入りする度、ぐちぐちと音をたて幸人の腰が揺れ自身が猛る。
そしてその度に大紀の自身は膨張し、ジーンズの中心部分を押し上げるのだ。